看護部

看護部長挨拶

この度、この令和2 年4 月から青森新都市病院の看護部長に就任させていただくことになりました。
 私は、助産師として昭和56 年から平成13 年まで、西北五地域自治体病院(公立金木病院/つがる西北五広域連合かなぎ病院)に勤務し、周産期医療に携わり多くの「命の誕生」に寄り添ってきました。産婦人科が閉鎖後、病棟管理や訪問診療、訪問看護にも携わりました。
 平成17 年4 月からは、14 年間看護部長として勤務しました。その間、西北五地域の医療機能等再編成を経験、平成21 年には認定看護管理者を取得、看護管理について看護師の教育や支援を行ってきました。
 また、助産師としての経験を活かし、ライフワークとして昭和58 年から、産婦人科病棟における母性の体験学習や父性の体験学習の実施、中学校や高等学校に出向き「命と性」についての思春期健康教室の出前授業を行ってきました。幸いなことに、この活動が評価され平成16 年に第26 回母子保健奨励賞と毎日新聞社賞を受賞しました。
 このような私が、縁あって医療法人雄心会青森新都市病院の看護部長に就任することになり、取り上げた子供たちや、授業を行った生徒が立派に医療・看護の担い手として働いている姿を目にし、とても感慨深く共に働けることに感謝の気持ちでいっぱいです。
 今回、就任するにあたり青森新都市病院の理念に基づき、看護部門の教育に力を入れ「看護の質向上」に貢献できるよう、特に以下の3 点に取り組んでいきたいと考えております。

看護管理室 看護部長 角田 つね

一つ目は、患者さんに科学的根拠に基づいた質の高い看護技術を提供する。

二つ目は、職員が働き続けられるような職場環境づくりに努める。

三つ目は、地域医療を守るための看護体制を構築する。

今までの経験を活かし、精一杯務めさせていただきます。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

看護部理念・目標

看護部の理念

患者さんによりそい、最良の環境で、質の高い看護の提供を目指します。

看護部の目標

1. 患者さんの権利を尊重し、科学的根拠に基づいた安全で質の高い看護を提供します。

2. 医療接遇の改善に努め、信頼される看護を提供します。

3. 専門職としての教育、人材育成に努めます。

4. 地域の医療・保健・福祉と連携し、患者さんの在宅生活・社会復帰を支援します。

5. 環境を整え、救急医療・地域医療の提供に努めます。

6. やりがいを見出し、働き続けられる職場環境づくりに努めます。

看護部の概要

看護体制

病床数191床
看護単位7 単位
内訳: 高度治療病棟(8 床)
 4 病棟 脳神経外科、脳神経内科(48 床)
 5 病棟 整形外科、消化器外科、乳腺外科、甲状腺外科、形成外科等(45 床)
 6 病棟 消化器内科、循環器内科、脳神経内科(45 床)
 7 病棟 リハビリテーション科(45 床)
 外来・救急外来
 手術室
入院基本料10 対1
看護提供方式固定チームナーシング 受け持ち制
夜勤体制2交代制(16 : 30 ~ 9 : 00 休憩時間、仮眠時間含む)
2~3 人夜勤
看護支援システム*電子カルテシステム
*勤務管理システム
SPD システム
*PHS 連動型ナースコールシステム
ピクトグラムシステム
スポットチェックモニター(電子カルテシステム自動連携)
*予測型見守りシステム(危険動作の予兆通知、居室の状況把握)
*三点認証システム(点滴、輸血、検査)
出退勤*IC カードシステム
患者サービス*CS セット(手ぶらで入院可能)
*エコムシュウ(おむつパックシステム)
*ベッドサイド情報端末システム
 (病院案内情報、献立、テレビ、映画、ネット等が、定額で利用できる)
その他*臨床工学技士が常駐(医療機器の管理、メンテナンスを担当)写真① 写真② 写真③
*患者支援センター(医療相談、地域連携を担当)写真① 写真②

教育体制

【教育目標】

  1.専門的知識・技術を身につけ、看護実践能力を高める。(安全で質の高い看護技術の提供)
  2.患者さま(人々)及び看護職の安全に対する知識を深め、セーフティーマネジメントができる能力を養う。
  3.多様化する社会ニーズに対応できる能力を養う。
  4.自己啓発の意識を高め、豊かな感性・人間性を養う。
  5.専門職として自律できる能力を養う。
  6.看護管理、マネジメントの能力を養う。
  7.研究的・科学的思考ができる能力を養う。
  8.看護研究の能力を養う。
  9.看護教育、OJT ができる能力を養う。
  10.何事にも自主的に目標を持って取り組める能力を養う

めざす看護師像

  1.患者さんの権利を尊重し、倫理的判断のもとに行動できる看護師
  2.科学的根拠に基づいた安全で質の高い看護を提供できる看護師
  3.専門職として自律性を持ち、必要な知識・技術・態度を学び、実践できる看護師
  4.地域の医療・保健・福祉と連携し、患者さんの在宅生活・社会復帰を支援できる看護師
  5.豊かな人間性を持ち、患者さんに信頼される看護師
  6.病院・看護部の理念を理解し、目標をもって地域医療・救急医療に貢献できる看護師

2020 年度の新たな取り組み

  1.看護職員個人用の研修ファイル「マイメモリー」を導入する。
  2.クリニカルラダーを導入する。
  3.目標管理について学びを深める。
  4.マネジメント研修を実施する。                          
  5.実践能力をつけるための参加型研修(演習・実習・GW・シミュレーション教育他)を実施する。

【新人教育

  1.入職時オリエンテーション:院内多職種合同の集合研修
  2.プリセプターシップ:新人看護師に対して経験のある先輩看護師が、
    ある一定期間マンツーマンで同じ勤務を一緒に行います。
  3.集合研修:知識・技術の習得のための院内研修
  4.実践能力をつけるための参加型研修:シミュレーション教育、実習、演習、GW 他
  5.看護技術学び直しノート活用による実践能力の評価
  6.フォローアップ研修:年度末にケースレポート発表会を開催

【キャリア開発

  病院の理念、看護部の理念に基づき看護職員のキャリアをサポートする。
  1.クリニカルラダー:看護師の能力やキャリアを開発する指標のこと。
    ラダーとは「はしご」を意味し、「臨床のはしご」ということになります。

私たちの主な活動

【委員会】

・倫理委員会
・個人情報保護委員会
・褥瘡対策委員会

・救急運営委員会
・院内感染対策委員会

 

・化学療法検討委員会
・教育委員会
・栄養委員会
・情報システム管理委員会
・医療ガス安全管理委員会 

・診療記録管理委員会
・クリニカルパス検討委員会
・医療サービス推進委員会
・医療安全対策委員会
・輸血療適正化委員会