骨粗鬆症は骨の強度が低下し、骨折の危険性が増大しやすくなる疾患と定義されています。骨折や背部痛などの症状がなくても、骨折しやすい状態にあれば骨粗鬆症と診断されます。このことは骨折を起こす以前に診断し、治療することが大事であるという考えに基づきます。
簡潔に言うと、骨粗鬆症は “骨の病気” ではなく、 “骨折を通じて寿命と生活を奪う病気” と考えてください。実はこれからの人生に深く関わる病気です。骨折をきっかけに、寝たきり、要介護になるという流れに進む方が少なくありません。
だから、骨折する前に検診を受けることが重要となります。「自分は大丈夫」と思っている人が一番危険です。両親が骨粗鬆だった、骨折したことがある、背中が曲がってきた、身長が若い時より低くなった-など、自分自身のことを振り返ってみてください。一つでも当てはまれば、検査対象のサインです。女性は人生で最も骨量が高くなる20代、30代の自分の骨量を知るためにも、40代になった記念に、骨検診を受けましょう。20代、30代の骨粗鬆症の方の早期発見のために。特に、痩せた方、母親が骨粗鬆症や骨折の既往がある方はぜひ受けましょう。