令和3年度青森新都市病院病院指標

令和３年度青森新都市病院病院指標

年齢階級別退院患者数
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
成人市中肺炎の重症度別患者数等
脳梗塞の患者数等
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	-	28	50	79	168	288	490	721	690	195

令和3年4月～令和4年3月の間に退院した患者さんの年齢を10歳刻みで集計しています。

前年度と同じく70～79歳の患者さんが最も多く、次いで80～89歳の患者さんが多くなっています。
70歳以上の患者さんが全体の59％を占めており、平均年齢は前年度から2歳上昇し70歳となっています。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060X2990401	脳梗塞（脳卒中発症３日目以内かつＪＣＳ１０未満）　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　４あり　副傷病なし　発症前ＲａｎｋｉｎＳｃａｌｅ　０、１又は２	40	26.58	15.63	0.00	73.80
160100XX97X00X	頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等２　なし　副傷病なし	25	13.32	9.78	4.00	82.12
010040X099000X	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（ＪＣＳ１０未満）　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	23	41.96	18.90	21.74	68.52
010230XX99X00X	てんかん　手術なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	22	22.00	7.22	9.09	63.45
160100XX99X00X	頭蓋・頭蓋内損傷　手術なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	19	20.11	8.30	15.79	69.47

脳神経外科では、日常でよく経験する頭痛、めまい、手足の痺れといった症状や、脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷といった早期発見・早期治療が極めて重要な疾患全般を24時間体制で対応しています。函館新都市病院脳神経外科と連携し、脳血管内手術などの専門医療にも取り組んでいます。

急性期治療後は当院回復期リハビリテーション病棟にてリハビリテーションを行っています。当院では急性期から回復期までの治療を行っているため自院の平均在院日数が全国に比べて長くなる傾向にあります。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち脳神経外科が547件(22.8％)を占めています。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020230XX97X0XX	眼瞼下垂　手術あり　手術・処置等２　なし	11	4.45	2.94	0.00	71.91
070010XX010XXX	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等　手術・処置等１　なし	-	-	5.49	-	-
070010XX970XXX	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　その他の手術あり　手術・処置等１　なし	-	-	4.66	-	-
080007XX010XXX	皮膚の良性新生物　皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等　手術・処置等１　なし	-	-	4.01	-	-
080010XXXX0XXX	膿皮症　手術・処置等１　なし	-	-	13.07	-	-

形成外科では、主に顎顔面外傷、やけどを含む傷跡、腫瘍、腫瘍切除後に生じた組織の形態異常、先天性の形態異常（変形や欠損）などの疾患に対応しています。各種レーザー装置を導入し、先天性のアザの治療やシミ等の治療にも取り組んでいます。あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、体表面の形を正常に近い状態に再建・修復して、社会生活の質の向上に貢献することを目指しています。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち形成外科が49件(2.0％)を占めています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800XX01XXXX	股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	30	40.67	25.32	23.33	82.40
160690XX99XXXX	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし	25	26.12	19.34	20.00	79.96
070343XX97X0XX	脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎　その他の手術あり　手術・処置等２　なし	14	31.36	15.77	0.00	72.79
070350XX02XXXX	椎間板変性、ヘルニア　椎間板摘出術　後方摘出術	12	21.08	14.22	0.00	57.58
160800XX99XXXX	股関節・大腿近位の骨折　手術なし	12	37.75	15.02	8.33	80.08

整形外科では、頭頚移行部から仙腸関節までの脊椎疾患全般、特に頚椎や腰椎での脊柱管狭窄症による上下肢の痛みや痺れ、慢性関節リウマチなどの疾患に対応しており、通院での保存的治療や手術的治療を行っています。また超高齢者人口の増加に伴い手関節や股関節などの上下肢の骨折も増加しており、積極的に手術的治療を行い、早期リハビリテーションに取り組んでいます。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち整形外科が203件(8.5％)を占めています。

乳腺外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
090010XX010XXX	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等　手術・処置等１　なし	36	12.61	10.15	0.00	60.28
090010XX02XXXX	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）	29	6.93	5.88	0.00	59.66
090010XX97X3XX	乳房の悪性腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２　３あり	14	4.93	13.27	0.00	53.21
090020XX97XXXX	乳房の良性腫瘍　手術あり	-	-	4.10	-	-
090010XX97X0XX	乳房の悪性腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２　なし	-	-	6.37	-	-

乳腺外科では、乳がんを中心に乳腺診療を行っています。乳がん検診から乳がんの手術、抗がん剤治療まで対応可能となっています。手術では乳房温存療法を基本に、乳房全切除術や腋窩リンパ節廓清まで、根治性を重視した術式を選択する一方で、蛍光色素を用いたリンパ管検査法（axillary reverse mapping，ARM法）を採用しての腋窩廓清など合併症を減らす対策も積極的に行っています。薬物療法は一般的な抗がん剤治療から分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤など新薬を用いた治療まで、外来化学療法を基本に行っています。放射線治療は、術後照射から再発腫瘍への照射による局所制御まで、幅広く行っています。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち乳腺外科が99件(4.1％)を占めています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

甲状腺外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100020XX010XXX	甲状腺の悪性腫瘍　甲状腺悪性腫瘍手術　切除（頸部外側区域郭清を伴わないもの）等　手術・処置等１　なし	-	-	8.19	-	-
100130XX97X0XX	甲状腺の良性結節　手術あり　手術・処置等２　なし	-	-	7.20	-	-
100220XX01XXXX	原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺腫瘍　副甲状腺（上皮小体）腺腫過形成手術　副甲状腺（上皮小体）摘出術等	-	-	7.59	-	-
100140XX97XXXX	甲状腺機能亢進症　手術あり	-	-	9.29	-	-
100220XX97XXXX	原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺腫瘍　その他の手術あり	-	-	12.01	-	-

甲状腺外科では、甲状腺がんを中心に、バセドウ病・橋本病などの非腫瘍性疾患まで、内科的治療から手術まで、幅広く診療を行っています。手術では専門性を生かして、根治性と機能温存の両立を目指した治療を心がけています。切除不能・再発甲状腺がん治療では、分子標的治療薬を用いた診療も積極的に行っています。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち甲状腺外科が23件(1.0％)を占めています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
060335XX02000X	胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	100	5.31	7.11	62.47
050180XX02XXXX	静脈・リンパ管疾患　下肢静脈瘤手術等	71	1.58	2.75	68.08
060160X001XXXX	鼠径ヘルニア（１５歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	67	4.09	4.74	68.37
060035XX99X6XX	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２　６あり	33	5.55	4.54	79.94
060150XX99XX0X	虫垂炎　手術なし　副傷病なし	13	7.54	7.31	49.38

外科では、主に消化管や腹腔内臓器の腫瘍性疾患、炎症性疾患、腹壁疾患、下肢静脈瘤等の末梢血管疾患、外傷性疾患、肛門疾患などに対応しています。

『令和4年度診断群分類ごとの平均在院日数』をみると、【腹腔鏡下】での手術は【開腹】での手術と比べて平均在院日数が数日～10日程短くなっています。
腹腔鏡手術を行うことにより術後の快復や社会復帰が速くなるためであり、当科では胃や大腸等の疾患に対して積極的に腹腔鏡手術を行っております。

『静脈・リンパ管疾患（下肢静脈瘤）』はレーザー治療を中心に１泊入院もしくは日帰り入院で治療を行っております。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち外科が667件(27.8％)を占めています。

脳神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010160XX99X00X	パーキンソン病　手術なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	10	32.20	17.86	0.00	78.50
040081XX99X0XX	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２　なし	-	-	20.57	-	-
010130XX99X0XX	重症筋無力症　手術なし　手術・処置等２　なし	-	-	13.33	-	-
010060X2990211	脳梗塞（脳卒中発症３日目以内かつＪＣＳ１０未満）　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　２あり　副傷病１あり　発症前ＲａｎｋｉｎＳｃａｌｅ　０、１又は２	-	-	17.61	-	-
010170XX99X00X	基底核等の変性疾患　手術なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	-	-	14.19	-	-

脳神経内科では、脳、脊髄、末梢神経、筋肉など神経系の病気を総合的に扱う診療科です。患者さんの患った神経系の異常を問診、診察で解き明かし、またいつも通りの生活ができるように治療を進めます。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち脳神経内科が127件(5.3％)を占めています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

内科（消化器内科;循環器内科）

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100XX01XXXX	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	37	2.16	2.65	0.00	70.70
110310XX99XXXX	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	18	46.11	13.14	11.11	82.94
040081XX99X0XX	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２　なし	14	41.79	20.57	0.00	85.36
060035XX99X6XX	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２　６あり	14	5.93	4.54	0.00	81.93
040110XXXXX0XX	間質性肺炎　手術・処置等２　なし	12	34.33	18.42	8.33	74.92

内科は消化器内科、循環器内科の2つがあります。

消化器内科では、上部・下部消化管疾患から肝胆膵疾患にわたる消化器疾患全般、がんのチーム医療とテーラーメイド医療（化学療法や栄養療法、緩和ケア等）、生活習慣病などの診断や治療に取り組んでいます。必要に応じて胃・大腸内視鏡検査や超音波検査、CT、MRI検査等を積極的に行い、病変の早期発見に努めています。

循環器内科では、高齢化の進展とともに増加する動脈硬化症、生活習慣病（糖尿病、高血圧、不整脈、脂質異常症等）に対する積極的なコントロールと、心臓疾患（狭心症、不整脈、心筋症）を中心に幅広く循環器疾患の診断・治療を行っております。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち内科（消化器内科；循環器内科）が328件(13.7％)を占めています。

内科（総合診療科）

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100XX01XXXX	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	119	2.05	2.65	0.00	68.53
060340XX03X00X	胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２　なし　副傷病なし	13	8.00	9.21	0.00	73.62
060035XX04XX0X	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　副傷病なし	12	7.42	3.81	0.00	79.08
130100XXXXX40X	播種性血管内凝固症候群　手術・処置等２　４あり　副傷病なし	-	-	25.51	-	-
110310XX99XXXX	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	-	-	13.14	-	-

総合診療科は、従来の臓器別診療や専門診療の枠組みにとらわれることなく、患者さんの症状や困っていることに注目し、幅広く診療を行う“古くて新しい”診療科です。医療が進歩・発展した現代では、一人の方が複数の病気や困難を抱えていることも多く、一つの科では対応が難しいことも多々あります。総合診療科では、それらの診療科を決められない症状や複数の病気について初診外来から専門的な検査・入院治療まで対応しています。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち内科（総合診療科）が290件(12.1％)を占めています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

リハビリテーション科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010069XX99000X	脳卒中の続発症　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし　副傷病なし	13	14.92	9.51	0.00	65.08
160690XX99XXXX	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし	-	-	19.34	-	-
110310XX99XXXX	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	-	-	13.14	-	-
030400XX99XXXX	前庭機能障害　手術なし	-	-	4.92	-	-
160980XX99X0XX	骨盤損傷　手術なし　手術・処置等２　なし	-	-	19.02	-	-

リハビリテーション科では、発症直後の超急性期から回復期、在宅までの包括的なリハビリテーションに取り組んでいます。専門医による回復期リハビリテーションを主体とし、患者さんの状態に合わせボツリヌス療法、経頭蓋磁気刺激（rTMS）治療、嚥下障害治療、下肢装具治療などを組み合わせて効果的に実施しています。

DPCによる請求を行った入院症例全2,398件のうち脳神経内科が65件(2.7％)を占めています。
院内他診療科からの転棟やDPC請求対象外の回復期リハビリテーション病棟への入院も含めて集計すると年間で308件の入院があります。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

	初発					再発	病期分類基準（※）	版数
	Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明	再発	病期分類基準（※）	版数
胃癌	10	-	-	18	-	-	1	8
大腸癌	12	14	23	24	15	42	1	8
乳癌	35	33	-	-	-	-	1	8
肺癌	-	-	-	-	-	-	1	8
肝癌	-	-	-	-	-	-	1	8

※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約

日本で最も多い5つの癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)を初発・再発ごとに症例数を集計しています。
更に初発についてはⅠ期(早期)からⅣ(末期)の4病期(ステージ)毎に分類しています。

前年度に比べて大腸癌の初発の受診患者数が増加（63→88）しています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	29	29.31	79.52
重症	14	30.29	84.64
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

『市中肺炎』とは病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎のことです。
18歳以上の患者さんを対象として重症度別に患者数・平均在院日数・平均年齢を集計しています。

中等症と重症で平均在院日数の差がほとんどありませんが、治療途中での転院や死亡退院の患者さんが含まれているためです。
軽快、治癒のみを対象とすると平均在院日数は軽症：18.4、中等症:26.83、重症:28.36、超重症：78.33となります。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	173	43.72	76.42	11.56
その他	30	53.30	76.20	6.67

発症から３日以内の急性期脳梗塞が全体の85％を占めています。
当院は、一般社団法人日本脳卒中学会より一次脳卒中センターとして2021年4月1日に認定を受けており地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れいることが反映されていると考えられます。

tPA静注療法、血栓回収療法、抗血小板療法など患者さんの病状や脳梗塞の種類、発症からの時間などにあわせて治療を行っています。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	24	0.50	12.83	4.17	83.83
K1771	脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）	20	1.90	50.25	15.00	65.05
K178-4	経皮的脳血栓回収術	13	1.85	89.46	23.08	76.62
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。）	13	45.69	38.23	23.08	84.31
K1643	頭蓋内血腫除去術（開頭して行うもの）（脳内のもの）	-	-	-	-	-

脳梗塞、脳出血、慢性硬膜下血腫などに対して手術を実施しています。
全体の手術件数が104件から125件と前年比1.20倍になっています。

【件数が増加した主な手術】
　脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）：20件（前年度7件）
　経皮的脳血栓回収術：13件（前年度11件）
　脳血管内手術（１箇所）：7件（前年度3件）
　内視鏡下脳内血腫除去術：5件（前年度0件）

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2191	眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法）	-	-	-	-	-
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（躯幹）	-	-	-	-	-
K0053	皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４㎝以上）	-	-	-	-	-
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（肩）	-	-	-	-	-
K0063	皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６㎝以上，１２㎝未満）	-	-	-	-	-

前年度と同じく『眼瞼下垂症手術』を最も多く実施しています。
『四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（4件→10件）』や『皮膚皮下腫瘍摘出術（8件→16件）』に前年度に比べ増加しています。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（大腿）	23	3.39	43.61	17.39	86.09
K1342	椎間板摘出術（後方摘出術）	16	2.31	19.94	0.00	59.31
K0462	骨折観血的手術（前腕）	13	1.54	4.69	0.00	77.46
K1426	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（椎弓形成）	13	7.77	30.00	7.69	75.23
K0811	人工骨頭挿入術（股）	11	3.82	28.27	36.36	77.64

『骨折観血的手術』を最も多く実施しており前年度から28件増えて50件実施しています。
年間116件（前年度107件）の手術を実施しています。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

乳腺外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K4762	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの））	30	1.00	5.00	0.00	59.03
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合）	20	1.30	4.30	0.00	53.55
K4763	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わないもの））	20	1.00	8.35	0.00	58.90
K4765	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの）・胸筋切除を併施しないもの）	-	-	-	-	-
K4764	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。）））	-	-	-	-	-

「部分切除」と「全切除」を合わせた『乳腺悪性腫瘍手術』の前年度53件から10件増えて63件実施しています。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

甲状腺外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K4611	甲状腺部分切除術，甲状腺腫摘出術（片葉のみの場合）	-	-	-	-	-
K4631	甲状腺悪性腫瘍手術（切除）（頸部外側区域郭清を伴わないもの）	-	-	-	-	-
K4641	副甲状腺（上皮小体）腺腫過形成手術（副甲状腺（上皮小体）摘出術）	-	-	-	-	-
K462	バセドウ甲状腺全摘（亜全摘）術（両葉）	-	-	-	-	-
K4633	甲状腺悪性腫瘍手術（全摘及び亜全摘）（頸部外側区域郭清を伴わないもの）	-	-	-	-	-

甲状腺外科の手術のうち約50%が「甲状腺悪性腫瘍手術」となっています。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	108	1.24	3.19	62.69
K617-4	下肢静脈瘤血管内焼灼術	68	0.00	0.59	68.15
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	64	1.00	2.09	68.89
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	10	3.30	13.20	66.50
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	10	1.00	2.90	49.80

全体の手術件数が373件に増加しています（前年度：354件）。

【件数が増加した主な手術】
　腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術：64件（前年度35件）
　　腹腔鏡下胆嚢摘出術：108件（前年度103件）

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

内科（消化器内科;循環器内科）

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満）	45	3.09	7.20	0.00	72.38
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。）	10	68.50	44.10	0.00	82.00
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル以上）	-	-	-	-	-
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合）	-	-	-	-	-
K654	内視鏡的消化管止血術	-	-	-	-	-

内科に入院している患者さんに対して行う主な手術は内視鏡下によるポリープ・粘膜切除で内科で実施した手術の50％を占めています。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

内科（総合診療科）

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満）	116	0.18	1.14	0.00	69.19
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル以上）	20	0.15	1.40	0.00	71.00
K6872	内視鏡的乳頭切開術（胆道砕石術を伴うもの）	-	-	-	-	-
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	-	-	-	-	-
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術）	-	-	-	-	-

内科（総合診療科）は2021年から開設した診療科です。
入院している患者さんに対して行う主な手術は内視鏡下によるポリープ・粘膜切除で内科で実施した手術の70％を占めています。

※患者数が１０件未満の項目は「－」で表しています。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	17	0.68
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	19	0.76
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	-	-
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

播種性血管内凝固、敗血症、真菌感染症、手術・処置等の合併症の症例数と発生率をあらわしています。

「入院契機」とは入院のきっかけとなった傷病名のことをいいます。
「入院契機病名」と「主に治療した傷病名（医療資源を最も投入した傷病名）」が同じ場合は『同一』、異なる場合は『異なる』にカウントします。

当院では主に『敗血症』を治療した入院患者さんは全部で25名おり、そのうち19名が敗血症とは異なる病名で入院しています。
これは治療中に全身状態が悪化するなどにより敗血症を発症し、入院契機病名に対する治療以上に敗血症に対する治療を行ったことを示しています。

※患者数が10件未満の項目は「－」で表しています。

更新履歴

2022/9/30: 令和3年度の病院指標を公開しました。

令和3年度青森新都市病院病院指標

令和３年度 青森新都市病院 病院指標

令和３年度青森新都市病院病院指標